パソコン活用法 番外編

 

自学におけるデジタルオーディオプレーヤーの有効活用について

 梅 村  透     

【短期記憶を長期記憶にするための工夫】
 人の記憶のしくみとして、「短期記憶」と「長期記憶」というものがあります。 
 短期記憶というのは、一時記憶です。パソコンで言えばメモリーのようなもので、そのときには頭の中に意識としてあるのですが、電話番号を電話帳で調べたときのように、すぐに忘れてしまう性質があります。
 一方、私たちは、子供の頃から経験したこと、勉強したことなど、多くのことを長期記憶として記憶しています。人は無限に近い長期記憶容量を持っていて、短期記憶としての経験や勉強を繰り返し行ったり、頭の中にイメージすることによって、長期記憶になっていきます。 
 ところで、あなたは、前回受講した研修又は講演内容の詳細を覚えていますか。演題、講師の名前や表情、講演内容のポイントについては、記憶にあると思います。それでは、1年前の研修や講演内容のポイントを覚えていますか。1年経っただけでも演題や講師の名前を忘れるほど、人の記憶は危ういものです。 
 そこで、短期記憶を長期記憶にするための方法ですが、講義や講演をデジタルオーディオプレーヤーのボイスレコーダー機能により録音し、通勤途上や休日に農作業しながら繰り返し聴く「しながら勉強」を推奨いたします。「〜しながら」ですので、敢えて勉強時間を設ける必要はありません。

【録音ファイルによる研修革命 −講義内容の共有−】 
 ボイスレコーダー機能による録音は、MP3ファイル又はWMAファイル(MP3形式の方がクリア)として保存され、パソコンによるファイル管理が簡単にできます。著作権の制約はありますが、録音ファイルを庁内LANに置くことにより、業務多忙で研修に参加できない職員も「しながら勉強」することができるようになりました。
 私の経験では、会場に行き受講するよりも、デジタルオーディオプレーヤーで録音ファイルを繰り返し聴く方が長期記憶になります。
貴重な時間を使い研修会場に行く場合には、他の職員のためにも、デジタルオーディオプレーヤーで録音し、録音ファイルを庁内LANに置くことも研修参加者の責務ではないでしょうか。
 市町村アカデミーでは、「インターネットで学ぶ入門・法令実務」の一般配信を8月から開始します。パワーポイントと音声を中心とした講義ですので、音声ファイルをデジタルオーディオプレーヤーにコピーすれば、「しながら勉強」ができます。時間と場所の制約がありませんので、皆様の積極的な受講をお願いします。

【担当業務解説書の習得方法】
 私達の担当業務について、その解説書の内容を長期記憶にすれば、仕事の知識が充実します。簡単な方法があります。解説書をデジタルオーディオプレーヤーに音読により録音し、「しながら勉強」により繰り返し聴くことです。不思議なことに、繰り返し聴くことにより当該制度の全体像が見えてきて、理解できなかった部分も理解できるようになってきます。

【町村に特に関係ある国会提出法案要綱音声データ(MP3ファイル)の掲載先】
 スポーツ選手がファインプレーをするにはルールに精通していなければなりません。同様に私達公務員がファインプレーをするには担当業務に関連する法律に精通していなければなりません。法律の改正予定に関する情報をいち早くキャッチし、その概要を把握する必要があります。
 法律の改正予定に関する情報については、電子政府の総合窓口-国会提出法案-に掲載されています。この内容については、著作権の問題は生じませんので、町村に特に関係ある法律案要綱を音声データにし、「しながら勉強」により楽に把握していただければ、幸いです。
・電子政府の総合窓口-国会提出法案-
http://www.e-gov.go.jp/link/bill.html


(群馬県町村会事務局職員)