パソコン活用法P

 エクセルVBA言語及びJavaScript言語習得による行政コストの削減策

梅 村  透   

 行政コストの削減が必要
 少子高齢社会の到来や「団塊の世代」の職員の退職を控え、市町村財政は、危機的状況にあります。市町村合併のアメとされる「合併特例債」も広い視野で見れば、私達の子や孫の世代の国民に借金を負わせるものです。
 そうした厳しい状況の中で、市町村が地方政府として独立して生きていくためには、「いかにして行政コストを削減できるか。」がポイントとなってきました。

 市町村の事務処理アプリケーションソフトの作成に必要なエクセルVBA言語
 エクセルVBA(Visual Basic for Application)言語は、エクセルに対し指定した操作を行うよう命令する言語(プログラム)です。その言語を使って作成したシステムでは、「ユーザーフォーム」と「コントロール」を使って、独自のユーザーインターフェースを作成することができますので、コンピュータやエクセル操作に不慣れな職員も、入力操作や業務処理が簡単にできるようになります。
 多くの市町村職員が、エクセル及びエクセルVBA言語に精通すれば、市町村の事務処理ソフトのほとんどを外部発注することなく作成でき、行政コストは大幅に削減できます。そして、事務処理の自動化による余剰時間を住民のための高付加価値業務にシフトできます。

 市町村の24時間無人窓口を開いておくためのJavaScript言語
 インターネット利用により航空券や宿泊施設の予約、或いは各種ショッピングができるように、市町村においてもホームページ上に24時間無人窓口を開いておくためのプログラムがJavaScript言語です。公の施設の利用申込受付け、図書館の蔵書検索や予約、或いは各種試算や申請等、今まで役所の窓口や電話で対応していたものをインターネット上で24時間処理することの人的コスト削減効果及び住民サービス効果は、大きいものがあります。(勿論、すべての住民がインターネットに接続できないので、窓口や電話対応は必要です。)

 エクセルVBA言語とJavaScript言語は、行政コスト削減の切り札
 英語という言語は、高校入試や大学入試の試験科目であり、私達日本人にとっては必要な言語です。同様にエクセルVBA言語及びJavaScript言語は、地方公務員にとっては必須な言語です。多くの市町村職員がこの2つの言語を習得することにより、高額な事務処理アプリケーションソフトの委託料やホームページ作成委託料、或いは人的コストを大幅に削減できると確信しています。
 なお、参考までに、私が使っている教科書は、『10日でおぼえるExelVBA入門教室』(瀬戸遥著 翔泳社)と『基礎からのJavaScript』(岡田克司著 工学社)です。英語の習得と同様に基本構文を暗記することが習得の早道と思い、パソコンと格闘しています。

(群馬県町村会事務局職員)