パソコン活用法M

 

応募型プロジェクトチームの力強さ

〜庁内LAN利用の共同作業により町村例規集を自作で〜

 

 梅 村  透     

 群馬県市町村総合事務組合には、現在64本の条例、規則及び規程等があります。これは町村例規の約4分の1程度の量です。
 平成14年度から加除式例規集を廃止し、データベース化によりインターネット公開するため、見積書を例規集業者から徴収したところ、初期費用が230万円、翌年度から改正の多少にかかわらず毎年100万円とのことです。現行の加除式の印刷代とほぼ同額となります。
 その経費を節減するためには自作することになりますが、そのワードファイルを作成する作業を5人の総務課職員が忙しい業務の合間に行うにはあまりにも量が多すぎ、4月までに間に合いません。そこで、業務課有志の応援を求め、総勢8人のプロジェクトチームでLANを利用し行うことにしました。
 その結果、次の成果がありましたので、紹介いたします。 

@ メンバーのタイプ速度が予想外に速く、1人当たり7時間でワードファイルの作成作業が完了した。(1人当たりの担当例規は8本) 

A 応募型のプロジェクトチームであったため、その作業の意義を理解したメンバーがLANを通じて連帯意識を高めるとともに、作業が遅れている他のメンバーを応援できた。 

B 例規担当者以外の職員が、条例・規則・規程に接することにより、条例・規則・規程の独特の形式や用語を理解するきっかけとなった。 

C 業者作成のものよりも、ブックマークやハイパーリンクが分かり易く自由に設定できた。(今後は註釈等を設定する予定) 

D 業者作成のものは配字が適正に行われておらず、かつ、行間隔もほとんどないので見苦しいが、自作では配字を適正に行うことができ、行間隔も望むとおりに設定できた。 

E htmlファイルの作成について、専用ソフトは必要なく、ワードにより簡単に作成できた。 

F 業者作成のものは、4半期に1度程度の更新で常に最新という訳にはいかないが、自作は公布の日に更新できた。修正についても、自作は速やかに対応できた。 

 以上のように、群馬県市町村総合事務組合例規集(Web版)は、LAN利用による8人のプロジェクトチームで簡単に作成できました。そして、重要なことは、「応募型プロジェクトチームの力強さ」を発見したことです。
 県内町村においては、これから例規集のデータベース化によるインターネット公開が進むと思いますが、庁内LAN利用の共同作業による自作をお薦めします。プロジェクトメンバーの法制執務能力の向上にもなります。そして、例規以外の分野においても、応募型プロジェクトチームにより「不可能」が「可能」になると確信しております。(群馬県市町村総合事務組合総務課長)