復活!北軽井沢マラソン

長野原町 萩原 喜隆

今年6月、5年ぶりに北軽井沢マラソンが復活しました。大会コンセプトは「おもてなし」、キャッチフレーズは「浅間高原のさわやかな風になろう!」と掲げ、大会開催の目的を明確にすることで、受け入れ体制の再整備を図り、これまでの観光協会単独から官民協働による実行委員会主催に改め、大会を開催しました。
 ここ北軽井沢は、北海道と気候や風土が類似していて、開拓入植当時から酪農家が多く、現在も3千5百頭余の乳牛が飼育されている日本でも有数の酪農地帯です。
 初夏の標高1100メートルの爽やかな浅間高原での大会は好評で、中止となった平成21年の大会では応募者数が3千8百名を上回るまでになっていました。
 家畜伝染病「口蹄疫」が宮崎県で発生、酪農地帯がコースとなっている当大会は、防疫上の観点から、やむを得ず中止の判断を下しました。この間ランナーの皆様からの熱い思いを受け、地元観光協会も再開の方向性を模索、町当局や地元と検討協議を重ね、コースの見直しや役割分担、委託業者の決定など、短期間の調整に難航しながらも開催にこぎつけました。目標の1,200名には届きませんでしたが1,112名のエントリーをいただくことができました。

 当日は悪天候により、自慢の景色を楽しんでいただくことは出来ませんでしたが、産地ならではの高原野菜や新鮮牛乳のおもてなしは好評で、ブレないコンセプトに向かって皆で取り組んだ結果であったと思います。
 各地では趣向を凝らした様々な取り組みが紹介されていますが、個々のニーズを捉え、更なる一手を打つ事が発展的なまちづくりに繋がることだと思います。  
 今回復活したマラソンもまさにその通りで、新たな挑戦はこれからも続きます。

(広報『群馬自治』平成26年10月号掲載)