思い出とこれからの日々

南牧村 田村 英治

昭和53年4月、私が南牧村役場に就職したての頃は、民生係で、毎日上司に苦労をかけてばかりいたと、今になって感じています。
 その後、議会事務局では議事録の担当で、録音機器の性能も充分でなく、大変な苦労と思っていましたが、ある時、議事進行の段取りをすることになり、格段上の難しさを体験したことを覚えています。
 選挙事務を経て税務係になり、当時は、農業所得に作付面積の要素もあり、農業所得標準作成の事務をしました。野菜などの普通畑の調査や、田んぼの稲の坪刈り作業、こんにゃく畑の坪掘り作業では、税務署の方々や近隣市町の方々との交流も出来、今でも懐かしい思い出になっています。最初の1、2年目は不安で過ごしましたが三年目になると、自然と安心した気持になれたことに不思議な感覚を覚えました。
 観光係では、群馬県の百名山のひとつの鹿岳(かなたけ)への登山道整備がありました。標高は1,015メートル程で、頂上からは西上州の山々を一望することが出来、四季を通じ登山者に人気のあるといわれる山です。地元の方たちと一緒に、歩道の整備、ロープの張り替え作業を行い、終了後は、おにぎりと即席のカップラーメンを、おいしくご馳走になりました。また、ハンディーカメラで頂上からの景色の撮影もすることが出来ました。

 介護保険では、国、県の方々には、制度の見直しに、絶え間ないご尽力をいただいていることを痛感しました。 
 総務課秘書係では、首長の執務の円滑な遂行に配慮しました。気持ちとすれば、もし自分が、その立場なら、どうかということです。
 職場でよく思うことは、皆さんも既にご案内のとおり、報告、連絡、相談と、挨拶の大切さです。又、どうしても調子が出ないというときには、あまり深く考えずに、とにかく動くことが大切と言われたことがあり、まさにそのとおりだと感じています。
 既に私も55歳になりましたが、同級生や、あまり変わらない年齢の方々が、脳梗塞や、不慮の事故で亡くなっています。一生懸命の中にも、極端な無理は出来ないと、このごろ考えるようになって来ています。
 この4月に、企画情報課に異動になりました。良い機会を与えていただいたことと、周囲の方々への感謝の気持ちを忘れずに、やり残した仕事は無いか、後悔することの無いよう、緊張感を持って、これからの毎日を大切に過ごして行きたいと考えています。

(広報『群馬自治』平成24年7月号掲載)