一 生 懸 命

甘楽町 高麗 敏雄

平成23年度が始まり、多忙な日々を送っている方が多いことと思います。早いもので私も甘楽町に勤務して三十七年目を迎えます。あっという間に過ぎてしまったように思います。
 我が町は、昭和34年に誕生し、農業を主な産業として自然環境や国指定名勝楽山園はじめ歴史遺産に恵まれたまちとして、多くの観光客が訪れています。合併問題については、平成16年に住民アンケートにより合併をしない自立の道を選択し、住民といっしょになって、まちおこしプランを策定し、身の丈に合ったまちづくりを推進した結果、今では、財政状況も良好となっています。このことは、すべての人が、協力して、一体となって、この町を残そうと頑張った成果であると思います。
 毎年、中学生、高校生の職場体験学習を受け入れています。その時に、子供たちに「役場の仕事は、民間のようにこの品物を造って売ったから、これだけ儲かったというのと違い、見えないものの方が多い。成果がすぐに目に見えるものでないから、住民に対して、本気で一生懸命になって仕事に取り組み、そのことにより信頼され、役場があってよかった、職員がいてくれてよかったと言ってくれる住民を一人でも多く増やすことです。」と、話しています。町の職員数は、平成16年度が146人でしたが、今年度は115人と、この7年間で31人減少しています。その分職員1人にかかる業務量は多くなっていますが、今ある職員みんなで一致協力していくことが必要であると思っています。自立の道を選択した住民に対して「甘楽町」があって本当によかったと思ってもらえるよう頑張ることが必要です。

 町は、一昨年50周年を迎え、シンボルマークに「感謝、信頼と連帯、夢」の文字を入れました。先人に感謝し、今の人が信頼し、連帯しあい、将来の夢に向かって進む。そのためには、一人一人が、一日一日を大切にして、協力しあい、一生懸命頑張っていくことだと思います。この町に生まれて、この町に住んでよかったと自らも思える町、そんな町であり続けるようこれからもやっていきたいと思っています。

(広報『群馬自治』平成23年4月号掲載)