健 康 増 進 法 が 施 行

千代田町 川 島  賢

人生に無駄は不要なのだろうか。さる5月1日に「健康増進法」が施行された。テレビや新聞で報道されたのが、大手私鉄の駅構内での「灰皿」の撤去である。
 私自身、現在、たばこを愛飲している。勿論、健康上良くないことは承知の上である。家族からは「健康のために止めたらど〜お。」と言われているが・・・。実は昭和62年から8年間、たばこを止めていたことがある。理由は、2人目の子(長女)が生まれた時、2人の子供の親になった自覚というか、子供たちが大きくなるまで元気で働かないといけないという自発的な考えから、禁煙のつもりで「休煙」していたのである。しかし、仕事での接遇上の潤滑剤などという理由をつけ、たばこを解禁してから早8年が経過する。
 そして今回の「健康増進法」である。病院や保健センターでは当然ながら、これからは学校、文化ホール、体育館、役所などでも「全面禁煙」が進むのではないかと思う。

禁煙していた時代のことを考えれば、どうということはない訳だが、人間というのは「わがまま」なものである。体に悪いといいながら喫煙したり、少し多目の飲酒をしたり、夜更かしをしたりと、数えたらきりがないくらいの「無駄」が多い。
 無駄というのは、その価値を共有しない人たちから見た時の判断である。ギャンブルが良くないと言っても、仕事帰りや休日にパチンコを楽しむ人は非常に多い。要は、その限度をわきまえて時と場所を選んで楽しむことが大切なのであろう。
 ただ、「健康増進法」の施行が、単にたばこは体に良くないからということに留まらず、健康というものの有り難さ、精神的・肉体的な健康というのはどういうものか、などということを皆で考える機会になれば良いと思う。

(広報『群馬自治』平成15年7月号掲載)