人 の 環 境 モ ラ ル

昭 和 村    川 端   宏 行

1年の始まりには「今年はこういうふうにしよう」と自分なりの抱負を考える。こたつにもぐり、駅伝や新年おめでとうのお笑い番組をバックに、お屠蘇をいただきながら。内容は、たかが知れている。
 21世紀は環境の時代と言われる。去年は仕事の担当で廃棄物の処理や再資源化の展示会ウエステック2001を見学した。テーマは「もっと地球に愛を!」。環境問題は今後、企業活動に影響が著しい。増え続けるごみ対策に始まり、再資源化、地球温暖化むしばむだけの企業成長は意味が無い。循環型社会を築くため、リサイクルやゼロエミッションに取り組み、次代の地球環境を大切にする企業は新しいビジネス分野を開拓するだろう。

 かけがえのない地球、守るのは私たち。かっこいい。大げさに構える必要はない。隣に座る子ども、孫、そして次の世代。彼らのために自分は何ができるのか。何を残せるのか。
日常の ちょっとした、ごみや環境に関するルールとモラル。守り、考えたい。

 普段の生活で、リサイクルや再利用とともに心の隅に置いておくこと。それは「どうしたらごみを生まないか」。何かを買う時、このうちどの部分はごみになってしまうか、誰にでも想像がつく。だから、断るのも簡単なはず。その時点で、勇気を持って、ごみだねと考え、いらないと言おう。不用な飾り、包装はいらない。シンプルでスマートな生活を心掛けよう。
 世のお父さん族。居間をごろごろ占拠して「粗大ごみ」扱いされると聞くとうらやましい。四十過ぎて独身の身。「ごみのように捨てないで」とすがる相手がいればまだしも「最初から必要な所だけ拾ってくれ」と口説けば笑いは寂しい。今年一年はシンプルな生活を心掛けようと抱負をもったが、シングルの生活もついてくる。言葉の不法投棄か。新年ゆえ、ご容赦いただきたい。
(広報『群馬自治』平成14年1月号掲載)