「 温 暖 化 ? 」

吉 井 町   西  慎 一 郎

今年の夏は、暑い夏でした。7月中句には連日体温を超えるような猛暑が続き、特に7月24日には、前橋市で前橋地方気象台の104年の観測史上、最高の40.0度を記録しました。同日の平年値が29.5度ですから、9.5度も高かったことになります。
 ちなみに、今年は、8月になった途端涼しくなってしまいましたが、平年値で最も気温が高いのは8月5日、6日、7日の3日間で31.6度です。
 では、最も低い目はというと1月28日の7.9度(平年値)になります。
 他愛もないことですが、こんな1日の最高・最低気温を4年、5年と日誌に書き留めていくうちに、いつしか週去の出来事とともに、その年は暑かったとか寒かったとか振り返るようになりました。
 近年において特徴的だったのは、冷夏といわれた平成5年で、7月から8月にかけて20度台が6日、21度台が6日、22度台が5日、19度台の日も1日ありました。平年値における22度台といえば5月上旬と10月上旬にあ
たりますので、いかに過ごしやすい夏であったかがうかがい知れます。

 2年前に、新聞を替えたら、平年値が掲載されなくなったため、この気温付けは7年間で終了してしまいました。
 先日改めて見返してみたところ、この7年間で最高あるいは最低気温の平年値に変化があったのは、平成8年の12月に1日、平成10年の9月から10月にかけての9日間に限られます。それもその年に0.1度下がり、それぞれ翌年には元に戻っており、この7年間での温暖化というものは感じ取れませんでした。
 地球規模での温暖化が取りざたされている時ではありますが、年によって暑かったり寒かったりしますし、また身近なものでそれを実感できるものも見当たりません。
 再び新聞を替えたことを契機に、日誌付けを再開して、この「平年値」がこのまま上昇に転じないことを祈りつつ、ささやかな監視を続けていきたいと思います。
(広報『群馬自治』平成13年10月号掲載)