プロ野球の開幕に思う

群馬県町村会事務局  伊 藤  良 和

いよいよ球春本番を迎え、国民的娯楽の第一人者ともいえるプロ野球ペナントレースが開幕する。
 ライオンズの松坂投手に代表される各球団の有望新人、前人未踏の6年連続首位打者を目指すブルーウェーブのイチロー選手、夢の三冠王へ挑戦するジャイアンツの松井選手など、今年年も個人記録の行方が注目される。しかし、何と言っても一番の関心事は、自分のひいき球団の成績であろう。
 一方、近代野球は、プロ野球をはじめとして、組織としての総合力をいかに最大限発揮できるかが課題となっている。古き良き時代のように、少数のカのずば抜けた選手頼みという訳にはいかなく、組織と組織がぶつかり合いの戦いを繰り広げる構図になっている。
 そんな中、名将といわれるタイガース野村新監督の采配に大きな注目が集まっている。昨年最下位の成績とも絡め、組織としてどのようにペナントレースを戦っていくか、ことさらに指導者の力量が問われる昨今である。

 翻って、私たちの暮らしている自治体はというと、『住民自治』という言葉が示すとおり、自治体は住民も含めた一つの大きな組織であると考えることができる。これからの地方分権の時代には、自治体間の競争という組織としての戦いは、避けては通れない状況であり、組織の指導者の力量が問われるのは、いうまでもない。
 今年は、統一地方選の年。私達の暮らす場の代表者、指導者の決定は、自分達が行うのだということをもう一度深く認識し、より良い組織、より強い組織の一員として、栄光のチャンピオン・フラッグを目指そう。
(広報『群馬自治』平成11年4月号掲載)