今日、我が国は、国・地方を通ずる財政の逼迫や米国の圧力を背景として、市場原理及び効率主義の下、市町村合併の推進、三位一体の改革、公営事業の民営化及び企業の統合等に力が注がれ、ひたすらアメリカ型の「競争社会」へ突き進んでいる。

しかし、明るい将来への展望は開けず、「競争社会」がもたらす金銭至上主義や自己中心主義による「日本固有の道徳意識」の荒廃により、家庭崩壊や学校崩壊が進行するとともに、弱者が被害者になる詐欺や凶悪事件が頻発する、安全や安心から程遠い社会が進行している。

かつて我が国が他国から評価され尊敬の対象になったものは、「独立不羈」、「日本固有の道徳意識」及び「美しい田園」であり、そこから生まれる「家族の絆」、「郷土の絆」及び「国民の絆」を強化することこそ国が栄える源である。

我々町村は、現在、一部の国会議員やマスコミの認識不足による地方交付税の削減に向けた見直し論に直面しているが、「美しい田園」や「郷土の絆」の維持をはじめ、食料供給、大気浄化、水源涵養、国土保全や都市住民の保養機能など国民の生存を支える重要な役割を果たしている。

国土の均衡ある発展こそ健全な国家に繋がるとの理念の下、地方交付税のもつ財政調整機能及び財源保障機能の堅持について国民の理解を求めるとともに、地域住民がさらに強い連帯意識や協力の心を持てる自治体の建設を目指し、その使命達成のため全力を尽くすことをここに誓う。

 

以上、宣言する。

 

平成18年2月16日

 

群馬県町村会定期総会